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生長の家の教えの3つの柱は、1.唯神実相(ゆいしんじっそう)、 2.唯心所現(ゆいしんしょげん)、 3.万教帰一(ばんきょうきいつ)です。
第3回目は、万教帰一(ばんきょうきいつ)について、説明します。
「万教帰一」とは、一つの神(真理)が、万(よろず)の教えとして、様々な宗教となって、展開しているということです。
これは、万の教えを一つ(生長の家)にするとか、全ての宗教は同じであるといった意味ではありません。
生長の家創始者・谷口雅春先生は、 『新版 女の生き甲斐』 (250頁)で、次のようにお説きくださっています。
「どの宗教も人間の魂を救う力があるとするならば、すべての人間はその生理的構造や形態が同一である点から見ても、一つの神秘力から生れたということは明かであります。
だからそれを救う真理は、宗教、宗旨、教派等の名称教義の如何に拘らず、同一の真理であるということであります。
だから人間を救う真理が何であるかということを知ろうと思うと、共通しないところのものをふるいにかけて排除して、共通のものだけを残せば、それが本当に人間を救う真理だとわかる訳であります」
様々な宗教が発生したのは、各宗教が起こった、時代や地域、環境、文化、民族、言語、一般の教養と理解等に応じて、あるいは経文や聖書の章句のどこに重点を置くかによって、それぞれの宗教宗派が現れてきたからだと考えます。
“目玉焼き”に喩えてみると、中心部分の「黄身」を、普遍的な「根本真理」と見立て、それぞれの宗教が共有しており、不変であると考えます。
一方、周縁部分の「白身」は、時代、環境、文化、民族などの違いによって変化している部分だと考えると分かりやすいと思います。
世界の各宗教宗派が、この中心部分の「黄身」の共通性と、周縁部分の「白身」の多様性を、お互いに認め合うことができれば、宗教や宗派間の対立は解消することになります。
生長の家創始者・谷口雅春先生は、 『生命の実相』第5巻(聖霊篇上、127頁)で、次のようにお説きくださっています。
「生長の家は「家」であるから、どの宗門からお這入りになりましても一向さしつかえはありません。
どうぞ御遠慮なく御自分の宗門をそのままズッと奥まで、内陣までお這入りなさい。
そこに広々とした奥座敷がある--その奥座敷が生長の家というのであって、この奥座敷には、どの宗教門をお這入りになった方でもかまわない。
ずっと深くその教えの堂奥までお這入りになるならば必ずそこに到達する--それは広い解脱の境であって、本当の自由の境であるから、もう宗派争いなどということはない。
あらゆる宗門からお這入りになった方も、皆互いに生長の家の家族として仲よく手をつないで生活できる境地になる--これが生長の家なのであります。
生長の家は、宗教と宗教とを互いに和解させる働きを持つとともに、これまで信仰してきた宗教が、その始まりにおいて持っていた“みずみずしい力”を復活させ、現代に生きた真理として蘇生させる役割を持っていると言えます。
また、生長の家では、正しい宗教のご本尊は名称は異なれども、共通であると考えるため、改宗する必要がありません。
東京都在住
千年以上続く、真言宗(高野山真言宗)の寺院(岡山県)の家系に生まれる。
真言宗の僧侶である祖父(権大僧正)と伯父(大僧正)を持つ(ともに大阿闍梨)。
昭和前期に、父方の祖母と母方の祖父が生長の家に触れる。
母より生長の家のみ教えを伝えられ、青少年練成会(小中高生向けの合宿形式のつどい)に参加する。
大学卒業後、民間会社に勤務の後、平成18年5月に宗教法人「生長の家」本部に奉職する。
平成22年3月、本部講師を拝命、現在に至る。
平成22年7月、生長の家教修会(生長の家の学会)で、「今日の自然観(心理学の視点から)」についての発表担当を務める。
<マイツイッター>(ブログ形式)
http://twilog.org/Shingon_Sni
<人生の7つの目標>
1.自分の使命と役割を全うする
2.人間の差別を克服する
3.人類の飢餓を克服する
4.宗教・宗派間の融和を実現する
5.自然と人間との大調和を実現する
6.世界の永久平和を実現する
7.地上極楽浄土を実現する