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「オリンピックで全力で滑ることができて満足です。ちょっと悔しいけど」
「オリンピックでメダルは取れなかったけど、自分の持てる力を出し切れたと思います」
「いい滑りをしたというところを、みんなに見てもらえたと思う」
オリンピックのモーグルで競技を終えた、“彼女”の台詞です。
やはり一つのことに、本当に全力で、本気で、とことんまで取り組んできた“彼女”だからこそ、出てくる台詞です。
マスコミは、「またも悲願のメダルに届かず」 「4位に終わる」 「メダルまで一歩届かず」・・・何てコメントしています。
正直なところ、僕には「結果がどうこう・・・」という気持ちは、全く起こってきません。
そもそも、4大会連続でオリンピックに出場したり、ましてや順位を一つずつ上げながら、4大会連続で入賞を果たすことは、とてつもなく凄いことだと思います。
何よりも、「とことんまで全力を出し切った姿」が感動的でした。
競技が終わってからもしばらくは、“魂からの感動”で胸がいっぱいになりました。
生長の家創始者・谷口雅春先生は、『新版 希望を叶える365章』で、次のようにお説きくださっています。
「一着になるとか、何分何秒とかいう“秒読み”にも似た財産増加の速度などは大して重要な事柄ではないのである。
その目標に到達するための精神の練り方が問題であるのである。
神は或る目標を吾らの前に置いて、その魂の進歩の資料となし給うのである。
何事を為すにも「魂を練る」ための資料として為すことが大切である」
(同書79頁より)
結果が“彼女”よりも良かった選手が3人いたから、「4位入賞」だったかもしれませんが、全てを出し切った“彼女”は、最高に輝いていました! 悔いがあるはずはありません!
“彼女”がバンクーバー・オリンピック直前に著した書籍、『やさしく、強く、そして正直に』(上村愛子著、2010年2月刊)の「エピローグ」の一部をご紹介します。
「わたしの今度のオリンピックでのすべりは、今まで自分に時間をつくってくれたすべての人たちへの恩返しとしてすべりたいと思います。
皆さんに、「ありがとう」が言えるすべりを必ずしたい。
常にコブに対してチャレンジ精神をもって向かっていきたい。
相変わらず誰かに勝ちたいとは思わないけれど、コースには絶対に負けたくない。
そこを皆さんに見てもらえたらいいなと思っています」
(同書152頁)
本当に“最高の滑り”でした。
東京都在住
千年以上続く、真言宗(高野山真言宗)の寺院(岡山県)の家系に生まれる。
真言宗の僧侶である祖父(権大僧正)と伯父(大僧正)を持つ(ともに大阿闍梨)。
昭和前期に、父方の祖母と母方の祖父が生長の家に触れる。
母より生長の家のみ教えを伝えられ、青少年練成会(小中高生向けの合宿形式のつどい)に参加する。
大学卒業後、民間会社に勤務の後、平成18年5月に宗教法人「生長の家」本部に奉職する。
平成22年3月、本部講師を拝命、現在に至る。
平成22年7月、生長の家教修会(生長の家の学会)で、「今日の自然観(心理学の視点から)」についての発表担当を務める。
<マイツイッター>(ブログ形式)
http://twilog.org/Shingon_Sni
<人生の7つの目標>
1.自分の使命と役割を全うする
2.人間の差別を克服する
3.人類の飢餓を克服する
4.宗教・宗派間の融和を実現する
5.自然と人間との大調和を実現する
6.世界の永久平和を実現する
7.地上極楽浄土を実現する